映画「ヤング@ハート」に感動そして感涙・・・。
先日の「しあわせのかおり」に続いて「ヤング@ハート」と題する映画の試写会に行く機会がありました。
そういえばこの2年ほどは、お芝居の観劇に夢中で、映画といえばレンタルビデオ。劇場での映画鑑賞からは、暫く遠ざかっていました。好きなときにいつでも自宅で映画をDVDで見られる便利な時代になったというもののやはり、劇場で見る映画は違う・・・。お芝居、ミュージックなどのライブとは違う異次元の感動がありました。
■ドルビーサウンドに感動!
先回の「しあわせのかおり」は、心の内面を淡々と描きながらお料理の映像を目で追っていくシリアスなドラマ。
そして今回の「ヤング@ハート」は、音楽がメイン。映画のスタートは、忘れていたあの大迫力の劇場版ドルビーサウンド。いきなりノリのいいロックのリズムと迫力ある歌声に圧倒されました。お芝居の役者さんの生セリフに慣れ親しんだ私にとっては、とてつもない「ド迫力」にまず感動!
■シネマシアターのシートに感激!
お芝居の観劇で、座る席といえば「座椅子」に座布団。はたまた花道脇の「桟敷席」、といっても大衆演劇の場合は、せいぜい200〜300円程度の追加料金でちょっぴり贅沢な気分になることができます。
ところがこの「109シネマズ名古屋」のシートときたらまるで深々とした応接セット(もうこの言葉自体が古いのかもしれませんが・・・)。未だかって座ったことがない新幹線のグリーン車、あるいは飛行機のファーストクラスの座席を彷彿させる豪華なシートにまたまた感激!
(閑話休題・・・映画文化の今昔)
昭和30年代の映画館といえば固い座席と紫煙の先に映写される「雨降り映像とモノラルな音声」を思い出す。たしか幕間に「え〜おせんにキャラメル」と売り子さんが客席の間を歩いたもの・・・。
現在のシネマシアターは小洒落れたロビーに何故かポップコーンの香り。あの当時の映画文化を思い起こすと隔世の感がいたします。
■コーラス隊のエピソードに感涙!
「やんちゃな年金生活者たち」と評される「ヤング@ハート」は世界中どこを探してもない平均年齢80才というコーラス隊。
アメリカ、マサチューセッツ州ノーサンプトンに在住、年齢75歳から93歳までのシニアの一団は、その歌声とパフォーマンスで絶賛を浴びてきた。そんな彼らの持ち歌は、ソニック・ユース、ザ・クラッシュ、ボブ・ディラン、トーキング・ヘッズ、そしてレディオヘッドなどのロックンロールを中心とした曲。
結成は1982年、当初から指揮者であり、コーラス隊を指導しているビル・シルマンは 「当初のコーラス隊のメンバーの中には、二つの世界大戦を経験した人もいた」と語る。88歳のオリジナルメンバー「アンナ・メイン」は、100歳になるまで歌い続けたとか。そして「ヤング@ハート」は、1983年の初回の公演では4回のショーを完売してしまうほど大成功を収めたという。
それがきっかけとして以後13年もコンサートが続くこととなる。その後、彼らにヨーロッパ・ツアーの計画が持ち上がり、「永遠の若さ」をテーマにしたコンサートツアーを行うことになる。ヤング@ハートは、当然のことながら各地で大反響を呼び、1997年から2004年にかけて、ヨーロッパ、オーストラリア、カナダで更に12回の公演を行った。
そのコンサートツアーの舞台を見たスティーブン・ウォーカー(監督)との出会いによってこの映画化が実現したという。
全編に流れる力強い歌声に感激・・・そして友の死を乗り越えても「永遠の若さ」で歌い続ける彼らの真摯な姿に、感動、感激を超え、感涙いたしました。
■エピローグ・・・ヤング@ハートは、人生の応援歌!
いやはや、平均年齢80才のコーラス隊のパワー溢れる面々に、映画の最初から最後まで圧倒されっぱなし。「ヤング@ハート」のメンバーに比べればまだまだ私も「人生の掛け出し者」。
「笑って、泣いて、一緒に歌えば、もっと”生きる”が好きになる」と云う彼らからのメッセージ・・・息詰まるような閉塞感のなかで生活する今の世の中において、この映画は見る人に感動と生きる勇気を与えてくれる作品と云えます。・・・謂わば人生の応援歌かも知れません。胸にみなぎる勇気と充実感で「109シネマズ名古屋」を後にしました。
拙文を最後までご覧いただき、誠に有り難うございました。









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