友との永遠の別れ〜第3章〜 一人の「おくりびと」として
無二の親友との永久の別れを通して、彼がまた新たなことを教えてくれました。海の男らしく清々しい旅立ちであったと、改めて尊敬の意を表します。
■家族に見送られる静かな旅立ちでいい・・・。
それが彼の望みでした。彼の遺志にそって、まずは住み慣れた自宅に戻る。そして暫し癒しの時をもち、家族に見送られ静かな旅立ち・・・その希望とおりの形でお別れの会が進められました。
■家族と集まった皆んなが「おくりびと」
生前の彼を偲んで賑やかな語らい。そして安らかな寝顔の彼を皆んなの手で納棺し、お花をそっと添える。お経は、恥ずかしながら、小生が勤めさせていただきました。
宗教とか、しきたりなど形式ばったことが特に嫌いだった彼・・・さぞかし私の唱える拙いお経には苦笑していたことと思います。
■住み慣れた家からの「旅立ち」
彼の体を収めた棺を皆んなの手で乗り慣れた「ワンボックスカー」に。しずしずと降る雨は、彼のうれし涙か・・・。「やっぱり乗り慣れたクルマがいい」、「ありがとな」・・・そんな声が聞こえてくる気がしました。
■そしていよいよ「永遠の旅立ち」
荼毘にふされた彼は、もう私たちの目の前にはいません。が、しかしそれ以上に私のこころのなかには、しっかりとその存在感は残っています。
お芝居(瞼の母)のセリフを借りると「会いたくなったら、いつでも会える」、「じ〜と両の瞼を閉じると彼の元気な姿が浮かんでくるんだ・・・」と。
■エピローグ
折しも映画「おくりびと」がアカデミー賞受賞作として世の話題なっていますが、私にとっては彼の人生と旅立ちそのものが、それをはるかに凌ぐ真実のドラマ。別れの切なさというよりも、むしろ清々しい感動すら感じさせられました。そして新たな勇気も。
彼の温かい存在感を大切にし、今後の人生の糧としていきたいと思います。
感動を本当にありがとう・・・両の掌をあわせ、合掌。
写真は彼が商船学校のとき、練習船の実習生として乗船した帆船の「日本丸」。別名「海の貴婦人」とも呼ばれています。水彩画風にしてアップロードさせていただきました。













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