ゴールデンウィークのある日、念願の「島津亜矢」さんのコンサートに行って参りました。題して『LIVE 2008 邂逅 劇場版』。
島津亜矢さんに注目し始めたのは、とあるきっかけ。好きなお芝居の中のお外題のひとつ「元禄名槍譜・俵星玄蕃」をあの若さで唄っていることを知ってから・・・。
■「歌謡浪曲」でファンを魅了する島津亜矢さん・・・
今は無き、あの三波春夫さんが唄う歌謡浪曲シリーズを自分のレパートリーとして「堂々と唄っている」と知ってから、密かに彼女のファンの一人となりました。
歌謡浪曲の難しさは、その場面・情景をいかに歌とセリフで表現していくか ・・・。三波春夫さんが朗々と、しかもメリハリをつけて唄うあの芸は、何人たれとも寄せつけない独壇場と思っていたので、彼女が唄うCDを聴いた時は、正直言ってビックリ。しかも三波春夫さんの「完コピ」はなく、自分の個性をしっかりと歌にぶつけていることに驚嘆いたしました。
槍は錆びても この名は錆びぬ
男玄蕃の 心意気
赤穂浪士の かげとなり
尽くす誠は 槍一筋に
香る誉れの 元禄桜 ・・・
■歌手・島津亜矢のライブの緞帳が上がる・・・
名古屋・御園座「2008年春<島津亜矢>劇場公演」の緞帳が上がりました。東京・明治座、大阪・新歌舞伎座に続く公演で、御園座では、初舞台とか。
最初はちょっとひょうきんな「おてもやん」。そして、父と母の出会いの歌「船頭小唄」、「ヨイトマケのの唄」。徐々に亜矢ワールドの世界に引き込まれていきました。
一変して今度は花道のセリからドレスで頭のてっぺんからしずしずと登場。魅せますねえ・・・。自分の席からして、およそ約1.5メートルの至近距離。まさに息づかいが感じられるニアミスとサプライズ・・・
■約30分の休憩を挟んで第二部は・・・
待ってました! いよいよ歌謡浪曲「元禄男の友情〜立花左近」で始まり。絶妙な緩急で淀みなくで唄う「亜矢節」は、彼女の最大の魅力のひとつ。デビュー曲「袴をはいた渡り鳥」。そして、ノリのいい新曲「海ぶし」。続いて「大気晩成」へ。
「帰えらんちゃよか」あたりから目頭が怪しくなり、涙腺がじ〜んとなってきました。お母さんへの「感謝状」にいたっては、もう駄目、涙ボロボロ。ラストの仕上げは「お吉」。舞台装置と照明、そして迫真に迫る彼女の歌唱力と演技力。涙から感動に変わっていきました。
■熱烈なファンは、島津亜矢さんを「亜矢姫」と呼ぶ・・・
お隣の席のご夫婦は、島津亜矢さんの大ファン。「亜矢ちゃん!」と大きなかけ声とともに、体いっぱいを使って手拍子で声援する姿がとても微笑ましい。また、熱烈なファンは彼女を「亜矢姫」と呼んでいるようです。それも宜なるかな・・・と納得。
ロック系のコンサートで観客が最初の曲から最後まで、総立ちになって声援をおくる・・・あの雰囲気に近い熱気を演歌のコンサート会場で体感いたしました。
今ではポップスにかなり押され気味な演歌の世界にあって「独自の境地」を開く島津亜矢ワールドは、「演歌」の枠を超えた演歌歌手と云っても過言ではありません・・・ちょっと褒めすぎかな。
拙文を最後までご覧頂き、まことに有り難うございます。
ブログのトップ左上(お気に召すまま・・・)に、「島津亜矢」さんが歌う「元禄名槍譜・俵星玄蕃」にリンクをはらさせていただきました。よろしかったらクリックしてみて下さい。よろしかったら一献を傾けながらどうぞ。
■エピローグ
次回の名古屋での公演は、11月3日の「センチュリーホール」とか。「亜矢姫」が、今度はどんな唄と舞台を観せてくれるのか、今からこの秋が楽しみです。感動に酔いしれながら、地下鉄に乗り家路につきました。
P.S.写真は、左から前売りチケット購入の際に頂いたパンフ、直筆のお礼状、新曲「海ぶし」のファイルの写真です。



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